るしゅ。という場所について
きっかけは、代表である私自身が病気を経験し、心と体の健康を失ったことでした。
当たり前だと思っていた日常は、健康があってこそ成り立っていたのだと、その時初めて気づきました。
「健康とは何だろう。」
その答えを探すように、私は製薬会社へ就職しました。
薬は人の命を支え、病気を治すために欠かせないものです。だからこそ働く中で、もう一つの想いが強くなっていきました。
「病気になってから治すことも大切だけれど、その前に、自分の体を大切にできる人を増やしたい。」
そんな想いからたどり着いたのが、麹や発酵の世界でした。
私たちの心も体も、毎日食べるものでできています。
食べることは、お腹を満たすだけではなく、自分自身を整えること。
そして発酵は、急がなくてもいいことを教えてくれました。
時間をかけるからこそ、おいしくなり、豊かになる。
その姿を見ているうちに、「人も同じなのかもしれない」と思うようになりました。周りを見渡すと、毎日を一生懸命に生きている人がたくさんいました。家族のこと。仕事のこと。大切な人のこと。誰かを想う時間はたくさんあるのに、自分のための時間は、つい後回しになってしまう。だからこそ、るしゅ。では「自分を大切にする時間」も、日常の中にあっていいと思っています。
おいしいご飯を食べること。ゆっくりお茶を飲むこと。誰かと笑い合うこと。新しい出会いや体験に心が動くこと。そんな何気ない時間が、心と体を少しずつ整え、また明日を頑張る力になっていく。
るしゅ。は、そんな「わたしに還る場所」でありたい。慌ただしい毎日の中で、ほんの少し立ち止まり、本来の自分を思い出せる場所。それが、るしゅ。をつくった理由です。
「るしゅ。」という名前は、フランス語でシャンパンを開ける瞬間を表す「Leshu」が由来です。
シャンパンを開ける瞬間は、お祝いの日や、大切な人と乾杯する特別な時間。その場にいる人たちが自然と笑顔になる、幸せな瞬間です。そのイメージに、発酵が生み出す"シュワシュワ"という生命力を重ね合わせ、「るしゅ。」という名前をつけました。
ここでも誰かの毎日が少し軽くなったり、新しい出会いが生まれたり、「来てよかった」と思える時間が増えてほしい。そんな願いを、この名前に込めています。
最後に
美味しいご飯を食べる日もあれば、誰かと話したい日もある。ゆっくり一人で過ごしたい日もあれば、新しいことに挑戦したい日もある。その日の自分に合わせて過ごせる場所。
肩書きや役割を少しだけ置いて、「わたし」に還る時間を過ごせる場所。ここに来た人が、帰る頃には少しだけ心が軽くなって、「また明日も頑張ろう」と思える。そんな場所であり続けたいと思っています。